- 2023年2月に登場したドスパラのクリエイター向けデスクトップパソコン
- 新型CPUである一般向けの第13世代 Core i7 を搭載
- ビデオカードも最新 GeForce RTX 4070Ti、ケースも昨年末に新しくなった
こんな人にオススメ!
- 最新の第13世代 Core がいち早く欲しい人
- 最新の GeForce 4000 シリーズもいち早く欲しい人
- 高性能で静かなパソコンを求めている方
レビューは公正に、忖度なく行っております。
ケースも中身も新しく
2023年1月、最新型CPU「
それまでは「K付き」と呼ばれる、高性能だが高消費電力で高発熱な愛好家向けのものしかなかったが、ようやく万人に勧められるようになった。
さらに2023年1月には、最新型ビデオカード「GeForce 4000」シリーズに、ややリーズナブルな「
4070Ti はまだ安価とは言えないが、トップクラスよりはだいぶ購入しやすく、そして高い性能と数々の新技術を備えている。
そんな最新パーツを、これまた昨年末に新しくなった新型 raytrek ケースに搭載した、一通り刷新されたクリエイターデスクトップ。
それが「raytrek 4CXFi 第13世代Core搭載」だ。
非常にわかりづらいのだが、ドスパラの「raytrek 4CXFi」というパソコンは2種類ある。
GeForce RTX 3070Ti を搭載した「raytrek 4CXFi 3070 Ti」というモデルと、
GeForce RTX 4070Ti を搭載した「raytrek 4CXFi 第13世代Core搭載」という新モデルだ。
※2023年3月時点
どちらもCPUは第13世代 Core なのだが、ビデオカードが異なる。
4070Ti 搭載型は名前に 4070 Ti とは付いていないので注意して欲しい。
ここでレビューする GeForce RTX 4070Ti 搭載型の価格は、税込289,980円。
GeForce RTX 3070Ti の方は税込237,980円で、約5万円違う。
だが、3070Ti と 4070Ti は発売時期が1年半ほど違い、おのずと性能には差がある。
そのあたりも含め、本機のレビューをお届けしていきたい。
ケースと内部設計
デザインとケース構造
2022年12月、ドスパラのクリエイターモデル raytrek のデスクトップ用ケースは新型の「
最大の変更点は見た目。
以前の raytrek のケースは黒くて四角いオーソドックスな外見だったのだが、今回はシルバーとブラックのツートンカラー。
さらに表面にはかすれ模様のようなヘアライン加工が入っており、お洒落、かつ傷の目立たない仕上げとなっている。
以前の raytrek は「クリエイターモデルなのに見た目が……」と言われることが少なからずあったが、そうした意見は今後は減るだろう。
(一応フォローしておくと、前のケースも中身には浪漫があった)
最近の流行である明るい配色のケース
でも目立ちすぎないデザイン
前面にヘアライン、上部には鈍い光沢が
曲面も多用された割と複雑な形状
また、全体がスチール製のかなりガッシリした作りになっている。
そのため重量は以前のケースより3kgほど増していて、見た目以上にずっしり来る。
ただ、全体を強固にしないと高負荷時にファンの振動が伝わるため、多少重くても大型のパーツやクーラーをしっかり支えられることを重視したようだ。
スイッチや前面の接続端子は上部に、斜め上向きに付いている。
よって床置き向けなのだが、電源スイッチが変わっていて、ボタンではなく手前に倒すレバー式になっている。
おそらく机の上に置いた場合を考慮していると思われ、このサイズだと机に置いたら上の方は見えなくなるが、レバー式なら見えなくても適当に指をひっかけて手前に引けば、スイッチを入れられる。
天井には目の大きい通気穴が並んでいる
排気の妨げになるので物を置かないこと
背面は普通。水色のUSBは10Gbps
映像出力はHDMIと、Display Port3つ
メンテナンス性も考慮されており、前面の切り欠き部の中に入っているメッシュ(防塵の網)は簡単に外して掃除することができる。
側面の通気口のカバーもマグネットで貼りついていて、手軽に着脱可能だ。
ケースの高さは49.3cm、幅は21.6cm、奥行きは48.6cm。
以前のケースより5cmも高くなっており、ミドルタワーケースの中ではかなり大型だ。
高くなっている理由については、次の項で説明する。
前面の切り欠き部は吸気口
デザイン化された防塵メッシュ入り
側面の網も簡単に外せる
通気性重視のようで網の目が大きい
内部構造と冷却
ケースの拡大により、内部のスペースにはかなり余裕がある。
前面に2つの吸気ファンを備え、天井にも廃熱用のファンがあり、どちらも14cmの大型のものが取り付けられている。
背面にも12cmの排気ファンが備わっており、ケースファンは合計4つ。
これだけファンがあるとうるさそうに思えるかもしれないが、本機はすごく静かである。
CPUとビデオカードの発熱が抑えられているためだが、大型ファンで回転数を抑えながら風量を確保しているのも大きいだろう。
新 raytrek のエアフロー公式図
内部全景。ガレリア(ゲーミングモデル)に似た構造になっている
そして高さが増した分、大型のCPUクーラーを取り付けても、天井ファンの邪魔にならなくなっている。
以前のケースは上部がちょっと窮屈だったが、このケースなら巨大クーラーを付けたり、天井に水冷クーラーのラジエーターを張り付けたりしても、余裕がありそうだ。
実際、本機には大型のサイドフロー型CPUクーラーが取り付けられていた。
ビデオカードは「
」と呼ばれる支柱で固定されており、GeForce RTX 4070Ti のような大型で重いビデオカードを付けても脱落の心配はない。横向きCPUクーラーを付けても、天井までのスペースを確保できるようになった
2つの前面ファンがビデオカードに風を当てる。下部のカバー内にも風は吹きこむ
ケースの下部には電源ユニットが入ったカバーがあり、この中には裏側(右側面)からアクセスできる。
カバーの中には3.5インチベイ(HDD/SSD収納庫)が2つあり、ストレージの増設を行えるようになっている。
ただ、以前の raytrek ケースには8段もの特大収納庫があって、これでもかというぐらいHDDを積むことができた。
今回は2つだけなので、大幅に減っている……
特大収納庫には魅力を感じていたので、個人的に残念な点だ。
ただ、今どきのストレージはSSDとNVMe SSDが中心であり、クリエイターでもそこまで大量のHDDを積む人は減っている。
そもそも最近のマザーボードには、接続に使うSATA端子がそんなに付いていない。
(本機のマザーボード ASUS PRIME H770-PLUS D4 の SATA は4つ)
もしもっと収納したいなら、大きめの5インチベイ(DVDドライブ収納庫)があるので、そこにHDDを置けるようにすれば良いだろう。
NVMe SSDを付けられるM.2スロットはビデオカードの下に2つある。
また、ビデオカードの上に PCIe x1、ビデオカードの下に PCIe x16 の拡張スロットが1つずつ備わっている。
裏側下部の様子。2つのHDDベイの他に、SSDを貼りつける金具が2つある
ビデオカード下の奥には、Gen4x4対応の空きM.2スロットが2つ
電源は750Wで、80PLUS GOLD の高性能品を標準搭載している。
カスタマイズでもっと大出力のものや、80PLUS PLATINUM の高級品に変えることも可能。
CPUが一般型で、GeForce RTX 4070Ti の推奨電源は 750W なので、標準のもので問題ないとは思うが、拡張や経年劣化を考慮して少し出力の大きいものを選んでおくと、安心感がある。
パーツ性能
処理性能(CPU)
本機が搭載する CPU は2023年1月に公開されたばかりの「 」。
最新である「第13世代 Core」の一般向けモデルで、2023年3月時点ではまだ搭載機は少ないが、ドスパラはそんな新型をいち早く扱っている。
先行して販売されていた「K付き」モデルより性能は劣るが、消費電力と発熱が標準的で、爆熱で突っ走るK付きより扱いやすい。
冷却ファンの回転が控えめになるので静かに動作し、価格も一般向けの方が安い。
「F」は内蔵グラフィック機能がないことを意味するが、本機はビデオカードを搭載しているため影響はない。
第13世代 Core(通称 Raptor Lake)は第12世代 Core の強化型であり、設計の見直しと最適化によって、より高いパワーで効率的に動くようになっている。
12世代以降の Core シリーズは、高性能な「Pコア」と、省電力な「Eコア」の複合構成となっているが、Core i7-13700F はPコアもEコアも8つ。
Pコアは同時に2つの作業(スレッド)を実行できるため、16コア24スレッドとなっている。
公称のTDP(電力と発熱の目安)は 65W。
高負荷時にはターボブーストによって一時的に投入電力と性能が上がるが、安定性重視のため、長くても10秒ほどでブーストは終わる。
共有キャッシュ(CPU内のデータ置き場)は 30MB。
Core i7-12700 は 25MB だったので大きく違わないが、Core i7-11700 は 16MB だったので、この2年で約2倍になったことになる。
プロセスルール(内部の細かさ)は第12世代 Core と同じで 10nm(Intel 7)。
以下はベンチマーク(性能測定)ソフト CINEBENCH R23 の測定結果と、主流のデスクトップ用CPUとの比較グラフだ。
Core i7-13700 測定結果
測定中の動作の再現
・マルチコア性能(CINEBENCH R23、定格動作)
Core i9-13900K:38000
Core i9-12900K:25000
Core i7-12700K:22000
Ryzen 7 7700X:19000
Core i7-13700:17500
Core i5-12600K:16500
Ryzen 7 5800X:14500
Core i7-12700:14000
Core i7-11700K:13500
Core i5-12400:11500
Ryzen 5 5600X:10500
Core i7-11700:9200
Core i5-11400:8000
・シングルコア性能(CINEBENCH R23)
Core i9-13900K:2260
Core i7-13700:2030
Core i9-12900K:2000
Ryzen 7 7700X:1950
Core i7-12700K:1920
Core i7-12700:1900
Core i5-12600K:1870
Core i5-12400:1720
Ryzen 7 5800X:1580
Core i7-11700K:1550
Core i7-11700:1520
Ryzen 5 5600X:1520
Core i5-11400:1400
マルチコアの測定値は約17500。
第11世代(Core i7-11700)が 9200、第12世代(Core i7-12700)が 14000 なので、順当な進化だ。
シングルコアのスコアも2000を少し超える。
第12世代(Core i7-12700)が1900なので伸び幅は大きくないが、第12世代 Core i9 のK付きモデルと同等であり、Core i7 の標準型としてはなかなかのインパクトと言える。
マルチコアのスコアは Windows の起動時や、Adobe 社のソフトウェア(動画・画像編集)、Office(表計算)などで影響が大きい。
クリエイターモデルとしては重要だ。
ゲームや一般のソフトウェアはシングルコアのスコアの方が関わるが、ともあれ、どちらも優秀なので苦手な分野はない。
また、高負荷のかかるベンチマーク中でも、動作音はとても静かだった。
開始時はブーストがかかるため一時的にファンの回転音が聞こえるが、数秒で止まり、以後はわずかな音しか聞こえない。
測定中の温度はブースト時のみ80℃台後半で、ブーストが終わればずっと45℃前後。
大型のCPUクーラーが付いていることもあり、かなり余裕がある。
第13世代 Core は発熱が大きく軽減されたようで、これなら夏場に長時間使っても安心だ。
なお、第13世代 Core は一般モデルでも(K付きモデルでなくても)速度倍率の調整(オーバークロック)が可能になると言われているが、2023年3月時点ではそのために使用するソフトウェア「Intel Extreme Tuning Utility」がまだ未対応だった。
一般向けのCPUのためか、BIOSでも簡易的な速度アップは行えなかった。
まあ、そういったものがしたいPC愛好家は素直にK付きCPUを買うべきだろう。
グラフィック性能(GPU)
本機はビデオカードに「 」を搭載している。
長い開発期間を経て、2022年の秋にようやく登場した GeForce 4000 シリーズ。
その最新モデルであり、発売は2023年の1月。
3月時点では、まだこれを搭載するパソコンは数少ない。
ビデオカードは上位製品から順に公開されるが、2023年3月時点では GeForce 4000 シリーズは、4090、4080、4070Ti の3モデルしか存在しない。
GeForce RTX 4070Ti は現時点で発売されている中では下位になるが、4090は30万円前後、4080は20万円前後という高級品だ。
4070Ti は14万円前後であり、それでも安くはないが、ようやく一般の人でも手を出せる価格帯になったと言える。
TDP(消費電力と発熱の目安)は285Wとさすがに高いが、GeForce RTX 3070Ti と同等。
ビデオメモリは12GBで、最新の GDDR6X が使用されていた。
GeForce 4000 は CUDAコア(中心的部分)、Tensorコア(演算・分析担当)、RTコア(光や映り込みを担当。レイトレーシング)の各コアと、DLSS(いい感じに絵をごまかして負荷を軽くする機能)が一通り新世代になっている。
4K画質でのパフォーマンスも向上し、発熱対策も行われており、3000 シリーズよりも全体的にパワーアップした。
3DMark:TimeSpy で測定した3D描画性能と、ゲームのパフォーマンス予測は以下の通りだ。
※ゲームパフォーマンス予測の1080pは解像度1920x1080、1440pは2560x1440。
Ultra は最高画質設定であることを示す。
・3D Mark: TimeSpy(デスクトップ用)
GeForce RTX 4090:36000
GeForce RTX 4070Ti:23000
Radeon RX 7900 XT:22000
GeForce RTX 3090Ti:21000
GeForce RTX 3080:17000
Radeon RX 6800:15000
GeForce RTX 3070Ti:14000
GeForce RTX 3070:13000
GeForce RTX 3060Ti:11500
GeForce RTX 3060:8500
GeForce GTX 1660SUPER:6000
GeForce GTX 1650:3600
GeForce GTX 1050Ti:2500
Iris Xe(CPU内蔵):1700
本機のグラフィックスコアは約23000。
なんと GeForce RTX 3090Ti を超えるスコアである。
ほぼ同じ消費電力の GeForce RTX 3070Ti が14000なので、電力効率の伸びっぷりもすごい。
冒頭で述べたように「raytrek 4CXFi」には GeForce RTX 4070Ti 搭載型と、GeForce RTX 3070Ti 搭載型の2種類があるが、この通り性能差は大きい。
価格も 289,980円 と 237,980円(共に税込)で、約5万円違うため、どちらを選ぶかは人によると思うが、GeForce RTX 4070Ti が GeForce RTX 3090Ti を超えるというのは、改めて言っておく。
単なる新型というレベルの差ではない。
GeForce RTX 3090Ti の(現時点の)価格は25万円前後なので、4070Ti は、むしろ非常にコストパフォーマンスが高い。
あの重い TimeSpy の 3D ムービーも 165fps で走らせており、これでミドルハイ(中の上)クラスなのだから時代を進歩を感じる。
ゲームでの実速だが、「ファイナルファンタジー15」のベンチマークは解像度1920x1080の高画質測定でスコア16600、「非常に快適」の評価。
4K解像度(3840x2160)で測定した場合でもスコア8950の「快適」となった。
もう高負荷と言われるゲームでも、4K解像度で苦も無く動かすことができる。
「エーペックス」は解像度1920x1080だと上限の300fpsに到達してしまい、余裕すぎて正常に測定できない。
「エルデンリング」も最高画質で上限の60fpsとなる。
「モンスターハンターライズ」はまだドライバが最適化されていないのか、高画質の戦闘中で130~180fpsとバラついたが、十分な速度で動くのは間違いない。
FF15は4Kでも「快適」の評価に
現行のゲームは全て高画質で動作
そして、動作音が非常に静かだったことが印象的だ。
処理の重いベンチマーク中は大きな音を立てるパソコンが多いが、GeForce 4000 世代となって発熱や騒音対策が強化されたようで、3スロット占有の巨大クーラーが付いていることもあり、3Dmark の測定中でもGPU温度は60℃でほぼ安定、ファンの音も小さかった。
CPU温度も55℃前後だったため、こちらのファンも静かで、よって高負荷のゲーム中でもかつてないレベルで静音である。
ゲーミングマシンやクリエイターモデルが爆音を立てる時代も、過ぎ去ろうとしているのかもしれない。
リアルタイムレイトレーシングは14000
4Kの TimeSpy Extreme は11000
新測定の Speed Way はスコア5400
ストレージ(記録装置)とメモリ
本機の標準構成のストレージは 1TB の となっている。
第3世代(Gen3)の製品だが、より高速な第4世代 PCIe(Gen4)の製品にカスタマイズで変更することも可能。
2TB 以上に増量することもでき、HDD や SSD を2つまで増設してもらうこともできる。
もちろん、増やせばお値段は高くなるが。
試用機に搭載されていたのは「
インテルのSSDはカタログスペックより実動性能を重視し、耐久性や安定性にも定評がある。
ベンチマーク(性能測定)のスコアを重視しないため、数値で比べると見劣りする場合も多いが、巷の評価は高い。
以下は試用機そのベンチマーク結果だ。
標準設定で測定
NVMe SSD 設定で測定
読み込みは3400MB/s、書き込みは2700MB/s。
Gen3(第3世代)の NVMe SSD としては優秀で、読み込みが6000とかになる Gen4 と比べると劣るが、悪くない数値だ。
また、この製品の真価はランダムアクセス(3段目の数値)の方で、同時処理ありで読み込みが約950MB/s、書き込み1350MB/sを記録している。
Gen4 の NVMe SSD でも、ここまでいかないものは結構多い。
ランダムアクセスの方が実際の使用感に影響しやすく、ここが優れているのはインテルの製品らしい。
メモリは DDR4 で、最新の DDR5 メモリではない。
マザーボードが DDR5 に対応していないため、カスタマイズで変更することもできない。
DDR5 は動画編集(エンコード)や画像修正などで(特に Adobe 社のソフトで)影響が大きいと言われているので、クリエイターモデルなら DDR5 が欲しかったところではある。
ただ、DDR5 に価格分の効果があるかは微妙なところだ。
それよりは、定番の DDR4-3200 を増量した方が良いというのはあるかもしれない。
標準で16GB備わっているが、重い動画や多くの画像を扱ったり、長時間の処理を行うのであれば、32GBぐらいに増やしておくと安心だろう。
総評
第13世代 Core の一般向けCPUを見たのは今回が初めてだったが、性能が順当に強化されていて、そして静音性が飛びぬけて良くなっている。
高負荷をかけても数秒のブースト時以外、ずっと静かで、コア温度も低い。
素晴らしい安定性と高効率で、一般向けとして文句の付け所がない。
GeForce RTX 4070Ti の性能も予想以上だ。
GeForce RTX 3000 シリーズの上位型を完全に過去のものにする性能で、コストパフォーマンスは非常に高い。
しかも静音性と冷却に優れ、以前より明らかに静かなのが嬉しい。
raytrek の新ケースも、最新パーツのサイズと重さに合わせて作られたのが見て取れる。
クリエイターモデルとしては地味過ぎた外観も、ようやく見栄えのするものになった。
中の構造はオーソドックスで、ちょっと特徴に乏しくなった印象もあるのだが、パーツの増設や交換、メンテナンスはしやすいケースだ。
本機はクリエイターモデルだが、一般用途はもちろん、ゲームや配信用途でも全く遜色のない、新世代の性能をリーズナブルに体験できるマシンと言える。
・raytrek 4CXFi 第13世代Core搭載
※販売終了。後継機(第14世代 Core 搭載機)は こちら
ケース:デスクトップ(ミドルタワー、raytrek 専用)
CPU:Core i7-13700F (第13世代、16コア24スレッド)
グラフィックス:GeForce RTX 4070Ti(12GB)
メモリ:16GB(DDR4-3200、8GBx2)
ストレージ:1TB NVMe SSD(Gen3)
電源:750W(80PLUS GOLD)
価格:税込289,980円
※詳細はドスパラ公式サイトをご覧下さい。
※「raytrek 4CXFi」は同名の製品が2種類あります。
レビュー機は GeForce RTX 4070Ti 搭載機です。
もう一方 は GeForce RTX 3070Ti を搭載します。
※仕様・価格は時期により変更の可能性があります。
執筆:2023年3月19日